嫌われたくない心理とは何か?
なぜ他人に嫌われたくないと思い、「良い人」を演じてしまうのか?
その3つの原因と恋愛への影響について解説していきます。
この記事を読んで原因を理解するだけでも、かなり気が楽になったりします。
さらに、気付かないうちにやってしまっている、人に嫌われてしまう思考パターン。これを解消する方法が分かります。
簡単なので、ぜひ覚えていって下さいね。
嫌われたくない心理
嫌われたくない心理とはどんな心理なのでしょうか?
「嫌われたくない」と思うのは、一見当たり前のように感じます。しかし...
嫌われるんじゃないかと全く思っていない人の心には、嫌われたくないという心理も存在しません。
嫌われる事が有り得ないので、嫌われたくないという発想が無いわけです。
嫌われる恐れがあると、他人の顔色を伺うことが多くなり、対人関係では疲れやすくなります。
友人といても気を遣い、遊びのはずなのに疲れてしまったり。部屋で一人になって、やっとホッと出来る。
これではしんどいですよね。恋愛しようにも、あまり意欲がわいてきません。
では、なぜ嫌われたくないと思ってしまうのか?
嫌われたくないと思ってしまう原因
嫌われたくないと思う原因を3つご紹介します。
- 自己イメージが悪い
- 自信が無い
- 自意識過剰
これらの原因を今から詳しく知り、解消するヒントにして下さい。
原因が分かれば、どこを直せば良いのか分かるので、対策を立てることが出来るようになります。
ではまず自己イメージについて。
自己イメージが悪い
あなたの自分に対するイメージはどんなものですか?
そのイメージが悪いものだと、嫌われたくないとか、嫌われるんじゃないかという恐れの心理が、より強く出てきやすくなります。
例えば、
- 「おれは良い人間ではない」
- 「おれって他人に冷たい」
- 「おれはズルイ人間だ」
このようなイメージがあると、そんな自分は人に好かれないと感じます。つまり、嫌われると思うわけです。
「きっと嫌われてしまう」と思うと、嫌われたくないという心理が働き、自分を隠して「良い人」を演じるわけです。
これは本当の自分ではないので、変えていきたい行動です。
自己イメージを良いものに変えてあげることで、嫌われたくないという心理は減っていきます。でも、変えようと思っても簡単には変わらないですよね。
私がよくオススメしている方法は、「良い行い」をすることです。
特に恋愛に関して言えば、「おれってイイ男だな」と思えるような言動を普段から意識して増やしていきましょう。
一般的にイイ男である必要は無く、あなたが「こんな男になりたい」と思うような理想の男。そんな男なら、どんな言動をするのか?それを出来る範囲で実行していくという事です。
次に、「自信が無い」ということについてです。
自信が無い
自分に自信が無いことも、嫌われたくない心理の原因になります。
自己イメージと似ていますが、自分で自分の事は良いと思っていても、それが他人に受け入れられる自信が無いんです。
「私は良いと思うけど、人はそう思わないよね」
という感じです。
他人に受け入れられる、つまり愛される自信が無いので、きっと嫌われてしまうと感じます。
嫌われるのはイヤなので、嫌われたくないと思う。そうすると先ほどもお話しましたが、他人の顔色を伺うようになってしまうのです。
人が自分といて気分良く過ごせるように、ウザイと思われないようにと、気を遣ってばかりになります。
確かにそうしていると、一緒にいる人は気分悪くなりにくいかもしれません。でも、他人の顔色を伺っている人なんて、魅力的ではないですよね。
だから嫌われないけど好かれないみたいな、恋愛ではどうでもいい人になってしまいがち。
自分に自信を付けて自己価値を上げることで、嫌われたくない心理を無くしていきましょう。
自信を付ける方法に関しては、以下の記事で詳しく説明しています。
自意識過剰
自意識過剰と聞くと嫌な気分になりますが・・・私がまさにコレだからですね。
- 「こんなことしたら、変だと思われる」
- 「人の目が気になって、電車などが苦痛だ」
- 「きっと皆こう思ってるに違いない」
四六時中こんなことばっかり考えています。
「誰もお前なんか見てねーよ」
そう友人に言われたり、自分でも知識としては分かっています。でも、やっぱり気になるんですよね。
自意識過剰が、なぜ嫌われたくない心理と関係があるのか?
自意識過剰だと異常なほど他人の目が気になるので、他人がどう思うか?どう感じるか?が気になります。
そうすると、他人が自分を嫌ったらどうしよう?という思いも強くなり、嫌われたくない心理も強くなるわけです。
他人がどう思うかは、その人に任せる必要があります。
周囲の人があなたに対して、また、あなたの言動に対してどう思うかを、あなたが決める必要は無いのです。
相手がどう思うかは、考えても分かりません。なんせ人によっても違うし、その人のその時の気分によっても変わるものです。
冷静に考えて分かるはずがないですよね?
ただ、人の気持ちを無視しろというわけではなく、考え過ぎたり、気にし過ぎるのをやめましょう、ということです。
人の気持ちを考えることと考え過ぎることの違いは、自己犠牲をしているかどうかで判断します。
あなたが疲れたり、楽しくないのは、犠牲をしているサインと言えます。
人の為に気持ち良く出来る事だけにしましょう。
恋愛への影響
嫌われたくない心理が恋愛へ与える影響について。
ここまで説明させて頂いたように、嫌われたくないと思っているということは、
- 自己イメージが悪い
- 自信が無い
- 自意識過剰
これらのうちどれか、もしくは複数の問題があります。
こういう心理が、あなたの恋愛にどのように影響しているのか?
恐らく、あなたは当たり障りのない存在になりやすいです。
好きな人と上手く行きそうになっても結局ダメだったり、全然興味のない女性ばかり近付いて来たり、微妙な人生になってしまいがちです。
これは、本来の自分を表現出来ていないのが原因です。
自己イメージが悪い場合も、自信が無い場合も、自意識過剰な場合も、自分を作ってしまいます。そうすると例えば、
「とにかく美人な女性がいいな」
と思っていても、
「ぼくは優しい女性が好きです」
なんて人に言ってしまったりします。
これを友人が聞いたりすると、当然見た目を気にするよりも、「優しい女性」を探して紹介しますよね?
婚活などで女性がこれを聞いたとしても、
「この人は、あまり外見を気にしない人なのかも?」
という期待をします。
そうやって興味のない女性ばかりが集まるようになったりするんです。
また、嫌われたくない心理は、強く感じていると嫌われやすくもなってきます。
嫌われないようにすると嫌われる
嫌われたくないと強く思っていると、嫌われる状況を引き寄せます。
まず、心に否定形はありませんので、心にとっては「嫌われる」ということにフォーカスしている(注意を向けている)状態になります。
「嫌われる」も「嫌われない」も心にとっては同じなんです。どちらも嫌われる事について考えているわけです。
「嫌われたくない!」と強く思うということは、「嫌われる!」と強く信じていることになります。
絶対嫌われると思っているから、嫌われたくない心理が強くなるんです。
人は禁止されると興味がわきます。
「ほんまでっかTV」に出演されている心理学者の植木さんの著書でも有名です。
「シロクマのことだけは考えるな!」
という本を知っていますか?この本のタイトルになっている、ある実験があるんです。
3つのグループに分けて、それぞれ以下のように伝え、シロクマのビデオを見せました。
- 「シロクマの事を覚えておいて下さい」
- 「シロクマの事は考えても考えなくてもいい」
- 「シロクマの事だけは考えるな」
1年後にビデオの内容をどれだけ覚えているか調査したところ・・・
「シロクマの事だけは考えるな」
と言われていたグループが一番詳しく覚えていたということです。
考えるなと言われると考えてしまう。同じように、
「嫌われたくない!」
と思えば思うほど、嫌われることについて考えてしまい、否定形の無い心は嫌われる状況を引き寄せ、嫌われやすくなってしまうということです。
もう一歩踏み込んでお話すると、嫌われることについて考えてばかり居ると、考えて無かったら嫌われたと感じなかったはずの事まで嫌われたと感じるようになるという事です。
例えば、友人を遊びに誘って断られたとします。
嫌われることについて考えていなかったら、「用事があるんだな」と思うところが、嫌われることを気にしていると、「おれ何か嫌われる事したかな・・・」とか思ってしまうというわけです。
嫌われたくない心理のまとめ
嫌われたくない心理があると、恋愛も失敗しやすいです。
他人の目が気になり、顔色を伺ってしまい、ありのままの自分でいることが出来ません。
そうすると、作り上げた自分と相性の良い女性が集まって来るという事態が起こります。これは、あなたが本当に好きな女性ではありません。
そして、嫌われたくない心理があまりに強いと、人に嫌われやすい状況も引き寄せてしまいます。
ここでご紹介した3つの原因を解消し、あなたらしさを取り戻して下さい。
のびのびとした楽な恋愛が出来るよう祈っています。