大好きな女性と相思相愛になるのは夢のような時間です。
しかし、その時間が素敵であればあるほど、終わった時の苦しみも半端なく大きなものになりますよね。
今回のご相談は、相思相愛だった職場女性との恋愛です。
お相手の女性が何かをきっかけにキレてしまい、そこから関係性が悪化。なんとか修復を試みますが、最終的に告白をしても振られ、LINEもブロック。
「あのときどうしていれば良かったのか?」
「今何か出来ることはあるのか?」
回答させて頂きます。
職場女性との恋愛
九条さんの好意がある女性の変な行動5パターンの「いきなりキレる」と同じことが、好きな人との間に起こってしまい、お互いに相思相愛であったにもかかわらず、今はLINEブロックされている状態です。
具体的には同じ職場の女性と相思相愛になりましたが、3月上旬に彼女のキレる状態に直面し、その日を境に彼女が4日休んでしまい、連絡をすることが出来なくなりました。
その後、ようやく出勤してきた彼女ととの関係性を修復すべく、色々と動きましたが、結果、徐々に彼女の私に対する態度が悪化していき、最終的に、嫌いな男に対して女性がするあらゆる行動(話を切り上げようとする、話の最中にスマホを見る、目を合わせないなど)をされ、もう無理かなと思いつつも、なんとか挽回すべく、告白をしたら、一瞬、「え?」という態度を示されましたが、結局、拒絶され振られました。
3月下旬のことです。
その後、彼女とは、職場の部署が変わったこともあり、またコロナのこともあったので、話をするどころか、すれ違うこともほぼなくなりました。もちろん、LINEはブロックされてます。
また、6月下旬に唯一のつながりであったグループラインからも彼女が退会し、これで完全につながりがなくなりました。
ここで、お伺いしたいのですが、私は、彼女に一定期間、冷却期間を置いた後に連絡すべきだったんでしょうか?
ある女性には、「お互い好きだったのなら、付き合えるから連絡とってみるべき」と言われ
別の女性には、「しばらく、連絡は取らずに、時間を置いた後、誤解が生じた理由を説明してから、1から関係性を構築していくしかない。」と言われ
さらに、別の方には「そっちの部署はどうですか?って、当たり障りのないLINE送って、様子を窺う方がいい」と言われました。
いずれにせよ、LINEはブロックされてますが、、、
正直、どうすればいいか、途方に暮れています。
なにかしら、アドバイスを頂けると幸いです。
相思相愛だった職場女性
タナカ様、ご相談ありがとうございます。
せっかく相思相愛になれた職場の女性に嫌われてしまい、今、苦しくて苦しくてどうしようも無い状態かと思います。
しかもそれがただの誤解がきっかけだとしたら、やり切れない思いも強く、引きずるのも無理は無いですよね・・・
相思相愛だったときの事、彼女がキレたときの事、タナカさんが修復しようとどのように動いたのかも詳しく知りたいところですが、頂いた内容から分かる範囲でお答えしたいと思います。
ちなみに、冒頭の「好意がある女性の変な行動5パターン」というのは、こちらですね↓
すれ違いの恋愛
3月上旬にキレた彼女。それから4日間も仕事を休んだということは、彼女にとってはよほどの事だったのだと想像出来ます。
ただ、タナカさんが故意に彼女に嫌な思いをさせたわけでは無いはずですので、そこは自分を責めないで下さいね。
同性同士でも他人とは「誤解」「すれ違い」がよく起こるものです。
それが異性ともなれば、些細なことも含めれば、それこそ毎日のように起こります。
そう言われるくらい、人によって考え方・価値観は違っていて、その違いが様々な誤解やすれ違いを生みます。
例えば私が妻の料理に対して「まあまあだね」と言ったとき、妻は「二度と作らない」と言って悲しそうでした。
こういうとき、ウソを付いて「最高だよ」と言うのは愛ではないと私は考えているので、正直に言ったのですが、問題はそこではありません。
「まあまあ」というのが私の中では100点中80点くらいなのですが、彼女にとって「まあまあ」は40点くらいだったのです。
こんなすれ違いは一緒に暮らしていると毎日のように起こります。
タナカさんと彼女の間で何があったのかは分かりませんが、きっと本来タナカさんが意図した事とは別の形で彼女に認識されてしまったのだと思います。
こんなとき私たちに出来ることは、ひたすらコミュニケーションを取る事だけです。
ただ、このとき注意すべきことは、相手の気持ちを考えること。相手の都合を最優先に考えて行動することです。
タナカさんも凄く苦しいですが、彼女も相当つらかったはずです。
「誤解を解きたい」という気持ちが自分の為(=また彼女に愛されたい、今の苦しみから逃れたい)だった場合、彼女にはなかなか伝わりません。
この場合、「あれはそういう意味じゃない」「あなたは誤解してる」などと言い訳のように彼女に感じさせてしまう言動になりがちです。
本当にただの誤解であり、言い訳してるわけじゃないのに、彼女にそう取られてしまうというわけです。
「傷付いた彼女を救いたい」「彼女の苦しみをなんとかしたい」という気持ちでコミュニケーションする事が大切です。
このようなすれ違いをゼロにすることは出来ません。
普段からお互いが思ってることや感じていることをマメにコミュニケーションし、誤解が発生したら分かり合えるまで話し合うしか無いでしょう。
相手が話し合いに応じない場合は、どこかでキリを付けて諦めるしかありません。
すれ違いの恋愛に関してはこちらの記事も参考にして下さい↓
冷却期間を置くべきだったか?
ご質問にあった「冷却期間を置いてから連絡すべきだったか?」についてですが、結論から言うと冷却期間は必要ありません。
彼女が誤解してキレたのであれば、冷却期間を置いても誤解が解けることは無いでしょう。
むしろタナカさんが何も連絡しなかったら、彼女は「攻撃され、突き離された」と感じる可能性が高いです。
つまり、ヒドイ事をされたという誤解が、誤解ではなく真実だという気持ちが強くなったはずです。
今回タナカさんが関係性を修復すべく、どのような行動をしたのか分かりませんが、修復しようとしたことで意図的に攻撃したのではないというのは伝わったかと思います。
冷却期間は置かずに、すぐに誤解を解消するのは正しい行動だと思いますが、それをどのように行ったのかがポイントです。
多くの女性が「自分が感じている感情が真実」だと思っていますので、誤解だとしても「嫌な気持ちにされた」というのは彼女にとって真実です。
決してタナカさんが悪いというわけでは無いのですが、誤解を解く為には、いったん全面的に謝って彼女の気持ちに寄り添う必要があります。
男性の私たちは「正しさ」にこだわりがちですが、正しさよりも彼女の気持ちにフォーカスするのです。
「あなたをそんな気持ちにさせてしまうとは、僕はなんてバカな事をしたんだ。本当にごめんよ」
という感覚です。
LINEブロックへの対策
最後に、LINEブロックされている現状で出来ることですが...
私のオススメは手紙を渡すことです。
LINEがブロックされていて、他に連絡手段が無いなら、あとは直接話すか手紙くらいしかありません。
そこで直接話す方法を取ると、話の途中で伝えたい事が伝えられず中途半端に終わる可能性がありますし、上手く話せないかもしれませんよね。
しっかりとよく考えて、伝えたい事を全て手紙に書いて渡す方が、タナカさんの気持ちを伝えられる確率は高いでしょう。
そして手紙の内容ですが、好きだとか元に戻りたいといった内容は書かない方が良いです。
タナカさんのご友人の女性が仰ったように、1から関係を構築する必要がありますので、今の段階ではマイナスからゼロへ関係性を持って行くのが先決です。
彼女がキレてタナカさんに言った事などから、何に傷付いたのか?何に怒ったのか?よく考えて、その気持ちに共感しつつ謝ってあげて下さい。
この手紙は彼女の傷を癒すため、怒りの感情を解放するためですので、彼女に対する要求はナシにしましょう。
この手紙からいきなり関係性が発展することは無いと思います。
まずは彼女が怒っていて許す立場、タナカさんが謝っていて許してもらう立場という構図を彼女に認識してもらい、この状態で冷却期間を置くイメージです。
時間が経つにつれ、怒りの感情も薄らいできますし、いつまでも怒っている自分が嫌になってきたりもします。
どれくらいの時間が必要かは彼女次第ですので、少しでも接点があったら、彼女の様子を注意深く見て下さい。
もし普通に会話する事が出来るタイミングが来たら、直接言葉でも謝りましょう。
どうしても駄目な時もある
色々と対策を実践していっても、どうしても修復出来ない場合もあります。
恋愛ではお互いの努力が不可欠ですので、タナカさんはご自身が出来る事を後悔しないようにやって、あとは相手に任せましょう。
それで上手くいかないのなら、彼女とは合わないという事だと思います。
その場合、これからもっと素敵な、もっとタナカさんにピッタリの女性が現れるはずです。
今は信じられないかもしれませんが、自分らしさを表現しながら成長し、たくさんの出会いを重ねれば、そういう女性とは自然と引かれ合いますので安心して下さい。
私も「元嫁が最高の女性で、世界一私に合っている」と思っていましたが、今現在、もっと最高の女性と結婚して幸せに暮らしています。
相思相愛になれた彼女もとても大切な存在で、縁があったのかもしれませんが、運命の相手はこの世界に1人だけではありません。
この出来事から学んだ事が役に立って、もっと素晴らしい女性とお付き合いすることになるでしょう。
参考になりましたら幸いです。
罪悪感と自己嫌悪
上記の私からの回答に対して、再度タナカ様から丁寧なお返事を頂きました。
ご自身で何度も過去を振り返って気付いた大切なこと。
そして大きな後悔と自分を責める気持ち。
しかし、私が今まで見て来た、たくさんの後悔する人たちに共通して感じることは、「あなたは悪くない」という事です。
後から考えると、「ああしておけば良かった」「こうしておけば良かった」と色々思い付くのですが、当時は出来ないんです。
よ~~~く考えてみて下さい。そのときそんな事が出来たのか?思い付いたのか?当時にとっては未来である現在が分からない状態では無理なんです。
だから自分を責めるのはもうやめて下さい。
これから彼女に対してやれるだけのことをやって、もしそれでもダメなら、未来にタナカさんが大好きになる次の女性を代わりに幸せにしてあげて下さい。
後悔と自責の念
先日のキレられた相談の件で、ご丁寧な対応、ありがとうございます。
九条さんのご指摘を受けて、私は彼女を傷つけてしまったことを謝っていないことに気づきました。
厳密に言うと、謝りはしましたが、それは誤解を招いたことに対して謝ったのであって、彼女を傷つける気はなくとも、彼女を傷つけてしまったことに対しては謝っていませんでした。
それをしていないにもかかわらず、冷却期間を置いても、何の意味もありませんね、、、
どうやら、無駄に3ヶ月連絡を取らなかっただけのようです。
LINEをブロックされるのも当然だと思います。
彼女にとって、私は彼女に嫌な想いをさせる人間だと思われているのですから、、、
また、謝ったタイミングも最悪でした。
実際のところ、3月上旬に彼女にキレられた後、彼女は4日休みましたが、少し身体が弱い方で、周期的に体調不良になる人でしたので、その状態の時は私の方から話しかけたりはしないようにしてました(しんどそうでしたので。2月にそうなった時もそうしました)
そこで、私は、その時期が来て、体調不良で、しんどそうなのだと勘違いをして、体調が良くなってから謝ることとアプローチを再開しようとしてました(これが、間違いなのは、九条さんの女性の変な行動、キレる、を読んで、4月によくやく分かりました)
つまり、体調が良くなってから謝ろうとしたんです。
これは、このことを相談した女性2人に気にし過ぎ、と言われ、そうかなと思ったことも一因です(もちろん、決めたのは私なので私が悪いです)
なので、徐々に彼女の私に対する態度が、悪化していき、3月下旬には、完全に嫌いな男に対する態度しかない状態でした。
そこで、私は愚かにも彼女に想いを告げ、拒絶されました。
私としては、下手に言い訳しても、関係性が悪化するだけだと思い(現状、最悪以外の何ものでもありませんが)、拒絶された後、距離を置きました。
でも、謝ってない以上、この期間は彼女には意味のない期間だったんですね。
嫌われて、当然だと思いました。
救われない行動にも程があります。
助言を頂いた手紙の件ですが、書こうと思います。
ただ、3ヶ月が過ぎてしまい、6月末に彼女がグループラインから抜けたことからも、彼女にとって、私は前世に会った人間くらいなのではないかと思ってしまいます。そのくらい遠い存在で、しかも、彼女に嫌な思いをさせた人間です。
そんな人間が今更、彼女に手紙を書くのは、嫌な思いを思い出させるだけなのではないか、また、すれ違いの理由を書くと言い訳がましく聞こえて、余計悪化するのではないかと躊躇ってしまうところもあります。
復縁とは違いますが、それに近い状態なので、その状況で、変に言い訳するとロクなことにならないと、九条さんも含めて、いろんな方が言われていることなので。
何度も申し訳ありませんが、アドバイスを頂けると幸いです。
手紙の内容をどうするか?
まず「私は前世に会った人間くらいなのではないか」と書かれていますが、そんなことは無いと思います。
女性は感情に敏感なので、例えば怒っている時に告白されても、相手の事が好きでも「YES」とはなかなか言えません。
告白されて「YES」と答えることは、その瞬間から二人でラブラブな雰囲気になる出来事ですよね?
怒ってたらそんな気分にはなれないので、たとえ好きでも「ヤダ!」って感じです。
彼女が今タナカさんをどう思っているのかは分かりませんが、「無関心」では無いはずです。
また、「すれ違いの理由を書くと言い訳がましく聞こえて」とありますが、通常は仰る通り言い訳のように感じられると思います。
そこで、心理学用語では無いのですが、私がよく恋愛相談でお伝えする言葉に「手放し」というのがあります。
これは「諦める」「捨てる」に似ていますが少し違います。「彼女を手に入れたい」「彼女じゃなきゃダメなんだ」という執着を手放すのです。
どうでもいい感じではなく、好きなまま手放します。
「彼女を手放した」というのが伝わるような内容を手紙に入れましょう。そうすることで、言い訳がましく聞こえなくすることが出来ます。
例えば「〇〇だと思ったから〇〇した」というタナカさんの気持ちを入れながら今までの経緯を説明します。このとき、彼女に良く思われようとか、好かれたいという気持ちを捨てて真実だけを書きます。
そして最後に、「本当にごめんなさい。一緒に楽しく過ごした時間は幸せでした。今までありがとう」のように、これで最後かのような、二度と会わないかのような内容を入れるわけです。
つまり「やり直したくて言ってるわけじゃない」「私に好かれたくて言ってるわけじゃない」「言い訳してるだけではない」という気持ちを感じてもらいます。
「あなたの事は諦めました」という雰囲気ですね。
男女の違いの補足情報
ちなみにですが、女性は放っておかれるのが好きではない人が圧倒的に多いです。
男性である私たちは、自分がしんどい時はそっとしておいて欲しいと思う場合が大半です。仕事などに関しても、上司から任されたら、終わるまで放置される方が信頼されていると感じます。
任せたくせに何度も様子を見に来たり、アレコレ口を出して来ると、信頼されてないと感じてイライラしたりしますよね。
でも女性はその方が良い場合が多く、頻繁に様子を見に来られた方が「大切にされている」「私を思ってくれている」と感じるようです。
女性に接する時は、何かとかまってあげるようにした方が、そっとしておくより上手くいきやすいと思っておきましょう。
参考になりましたら幸いです。