結婚を親の為にすると自分の為に離婚する

 

「親の為にも早く結婚しよう・・・」

「親が認める人と結婚してあげよう・・・」

 

そんな風に考えてしまう親思いの人。あなたは違いますか?

 

もしそうなら、ちょっと待って下さい。

 

私の学んでいる心理学に、こういう格言があります。

 

親の為に結婚すると、自分の為に離婚する

 

これがいったい、どういうことなのか?

 

非常に危険な心理なので、関係無いと思ったあなたも一度確認してみて下さい。

 

執筆者:九条竜也
恋愛アドバイザー、心理カウンセラー。14年の心理学の知識と経験をあなたにシェアします。実績(嫁)はプロフィール に掲載。

親の為に結婚

あなたが自分で意識して親の為に結婚しようとしているなら、まだマシです。

 

そのことに多少なりとも疑問を感じ、このように私のブログへ辿り着いたわけすから。

 

私の場合は全く意識していないのに、実際は親の為に結婚してしまっていたのです。

 

目に見える状況だけだと、私は親の反対を押し切り、家出に近い状態で最初の結婚をしました。

 

しかしそれがなぜ親の為に結婚していたことになるのか?

 

実は、私は結婚相手をその女性に決めたときに、心の中でこう感じていました。

 

「この人なら親も納得するだろう」

完璧だった元嫁

当時は全く気付いてもいませんでしたが、うるさい親でも文句のない女性を選んでいました。

 

  • 誰もが羨む美人
  • 頭が良い
  • 家族思い
  • 料理上手
  • 綺麗好き
  • しっかりしている
  • 誰とでも仲良くなれる

 

私が言うのも何ですが、この元嫁を見て、けなす人はいませんでした。

 

もちろん私は彼女の事が好きでしたが、

 

「親に認められるような人じゃないとだめ」

 

という気持ちも心の中にあったのは間違いありません。

 

そうすると勝手な話なんですが、私は親に結婚相手を強制されたような、そんな気分になっていたんです。

 

そして離婚するときも、その後再婚するときも、

 

「親の言う事は一切聞く気はない!」

「自分で全て決める!」

 

という強い気持ちが生まれていました。

 

親が実際に強制してきたわけではないのに、潜在意識的に親に強制されたように感じ、親のせいにしていたのです。

自分の為に離婚

自分の為に離婚するとはどういうことか?

 

結婚したことを親のせいにしてしまうと、結婚生活で問題が起こったときに耐えにくくなってしまいます。

 

親の為に結婚したんだから、私が心底望んだものではない。そうすると何か問題が起こったときに、

 

「こんなことがあったら、離婚したってしょうがないじゃない!」

 

そう思えてきたりするんです。

 

完璧に自分が選んだ結婚だったとしたら耐えられていたことも、耐えられなかったり、運が悪いとか誰かが悪いと思ってしまう。

 

そして、

 

「これからは自分の為に生きる!」

 

と思い離婚してしまったり・・・

 

私の場合は、確かに好きだったはずなのに、本当に好きだったのか疑問になってしまいました。

 

自分の本当の気持ちなのか、親の為に好きだと思おうとしていたのか・・・

自分の人生を生きる

ではどうしていったら良いのか?

 

それは、自分の人生を生きるということです。

 

つまり、結婚相手はもちろんのこと、そもそも結婚するのかどうかも含めて、全て100%自分だけで選択するんです。

 

これには勇気がいるかもしれません。失敗したり何かあったときは、全て自分の責任になるわけですから。

 

でも充実感とか生きがいを感じますよ。

 

私は今の嫁さんは完全に自分で決めましたが、これはすごく大きいです。結婚生活でも色んな所に影響してきています。

 

例えばトラブルが起こったとき。例えばケンカしたとき。

 

何かあったときに自分で何とかしようとか、私が結婚に誘ったのに不幸にしてはいけないとか、最初の結婚のときより断然頑張れるんです。

 

もちろん頑張れるだけではありません。幸せ度も段違いに大きいです。

既に結婚している人

既に結婚しちゃってる人はどうしたら良いか?

 

もし、親の為に結婚したという自覚が少しでもあるとしたら、改めて奥さんを選びなおすと良いです。

 

「えっ!離婚するってこと?」

 

って思ったかもしれません。

 

まぁそれも一つの方法なのですが、そんな簡単に離婚出来るものではありませんよね。

 

ですので、選びなおすというのは、今の奥さんをもう一度自分で選択するのです。

 

具体的には、愛の告白をするのが良いですね。プロポーズが最高です。

 

特に女性から結婚を催促されてしたという人は、是非自分からプロポーズして欲しいところです。

 

きちんと自分の想いをのせた言葉を考えて、

 

「あなたとこれからもずっと一緒にいたいです」

 

などとパートナーに伝えるわけです。

これからの人生を変える

自分で選んで、結果に自分が責任を取っていく。

 

これは大変なようですが、自分の人生を生きていると感じられて、毎日の生活も生き生きしてきますよ。

 

このブログは恋人がいない男性に向けて書いていますが、なぜ既婚者向けの話をするのか?

 

それは、結婚してからの問題を今のうちに知っておいて欲しいからです。

 

あらかじめ知っておくことで、対策出来ることもありますからね。

 

「人生はいつでもやり直す事が出来る」

 

私はそう思っていますが、出来れば無駄な苦労は避けた方がいいですよね。

 

人生を長い目で見て、対策していきましょう。

結婚と離婚についてのまとめ

親の為に結婚すると、自分の為に離婚してしまう。

 

それは意識的にする場合と、無意識的にしているときがあります。

 

親の為に結婚してしまうと、結婚生活で何かあったときに乗り越えづらいもの。

 

何でも自分で選んで、自分で責任を取って行くということが大切です。

 

既に結婚してしまっている人は、改めて今の奥さんを選択し直し、奥さんにプロポーズをしましょう。

 

素晴らしい変化の為に、勇気を持って下さい。

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